かんかん森の暮らしとコモンスペース

コレクティブハウスかんかん森の暮らし

コレクティブハウスかんかん森には、今、0歳から80代まで、40人の大人と11人の子どもたちが住んでいます。週に2~3回あるコモンミール(共同の食事)には、みんなの元気な笑顔が揃います。

今日のメニューは、ハンバーグに蕪のスープ煮、チキンスープと菜園テラスで採れたルッコラたっぷりの野菜サラダでした。 食費は平日ひとり分400円か500円、週末は500円でまかないます。 食事は3~4人で組んだ食事当番が、メニューから考えて調理。食事当番は、1か月に1回、自分の都合のいい日を登録し担当します。

食材の購入、予算管理などは、活動グループ・係の1つ「コモンミール係」の6人が担当しています。 かんかん森にはこういった活動グループ・係が10以上もあって、暮らしがスムーズに出来るよう活動しています。とても人気があるのは、「ガーデニング係」。野菜や草花を育てたり、コンポストを管理します。

みんなが集まるコモンダイニングは、1日中誰でも使える場所です。無線でネットもつながるので朝から書斎代わりに使う人、午前中は裁縫をする人がいたり、ときにはママ友が集まってパンを焼いたり、ミーティングをすることもあります。午後は学校から帰った子ども達が遊んだり、コモンミールも終って夜は大人の時間、残業帰りの人も加わって夜更けまで飲み会で賑わうこともあります。

住人のみなが、どれかの活動グループ・係に参加することになっています。共同の食事や暮らしのための活動は、コレクティブハウスの大きな特徴です。また、それぞれの住居も独立した暮らしが出来る普通のマンションと同じ住まいとなっています。疲れて一人でいたい日は自宅に直行、コモンミールがあっても自宅で食事をする日もあります。

部屋は、約25㎡のワンルームから61㎡の2DKまでいろいろ。普通のマンションの部屋と同じでキッチンやバスルームもついています。家賃も7万円台から15万円台まで様々。 そして、居住者みなで使うリビングルーム、40人が座れる広いダイニングルーム、業務用調理器もあるキッチン、ランドリールーム、ゲストルーム、コンピュータもあるオフィス、菜園などの豊富な共用スペースがみなの暮らしを豊かにしています。

暮らしのルール作りや日常生活で起こった問題の相談は、月1回全員が参加する定例会で話し合って解決します。 定例会の運営も居住者の持ち回り、コレクティブハウスの暮らしは自主管理、自主運営が原則、みなが対等で年齢も経歴も関係なく、仲良くケンカしながら暮らしています。

 *コモンミールを食べるか食べないかは自由で、申込制になっています。遅く帰ってくる人も「お取り置き」ができ、自分の都合にあった時間で食べることができます。

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コレクティブハウスかんかん森のコモンスペース

居住者はすべてのコモンスペースを基本的に24時間自由に使えます。独占しないことが条件です。主なコモンスペースをご紹介します。

<コモンダイニング>

コモンミールを食べる場所ですが、定例会もここで開かれます。その他、居住者同士のいろいろな打ち合わせや、お茶や食事会、仕事や勉強の場として、いろいろな使い方がされています。

<コモンキッチン>

ここで、コモンミールを作ります。コモンミールが無い時には、個人での使用ももちろんOKです。プロ仕様のオーブンを使って、今、パン作りがママたちの間でブームです。

<菜園テラス>

ガーデニング係がマネージメントして、いろいろな野菜やハーブを育てています。夏は居住者全員で、水やり当番をします。できたものは、コモンミールや個人で使えます。お芋ができたときには、子ども達に芋ほりをしてもらいます。

<コモンテラス>

コンクリートの打ちっぱなしだったのを、最初の頃の住人たちで、花壇のある素敵なウッドテラスに仕上げました。片隅には、金魚のいるビオトープもあります。春先や秋の気候のいいときには、ここにテーブルを出してお茶や食事をしたり、また夏は、ここでBBQなどを行います。

<キッズスペース>

キッズグループ(子どものいるパパ・ママが参加)が、おもちゃや敷物を管理・購入・修理などしています。子どもが増え、冬はこの場所は寒いので、コモンダイニングの中にもキッズスペースができました。

<ランドリールーム>

洗濯機4台と乾燥機1台があります。コレクティブハウスかんかん森の約2/3の部屋には、スペースをより有効に活用するために洗濯機置き場がありません。そのような部屋の人は、ここで洗濯をしたり乾燥機を使ったりします(有料)。

<ゲストルーム>

居住者の家族や友人・知人など専用のゲストルームです。

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