コレクティブハウスとは

コレクティブハウスとは、空間と時間の一部を共有・シェアすることによって人と人とがゆるやかにつながるコミュニティを創りながら、より心豊かな暮らしをする住まいです。

それぞれの住まいは、独立した普通のマンションのような住戸で、個人の自由な通常の生活は、しっかり確立されています。そして、この自分の住まいの他に、様々なコモンスペース(共用スペース)があります。コモンスペースには、コモンキッチン、コモンリビング、菜園テラス、キッズスペース、ランドリールーム、ゲストルームなどで、いつでもこのコモンスペースを利用することができます。コレクティブハウスは、自主管理・自主運営なので管理人などはいないため、コモンスペースの管理・運営・掃除などは全て居住者で行います。

また、コレクティブハウスの核となっているのは「コモンミール(一緒にする食事)」。週に2~3回夕食を共にします。生活の大事な一部である食事を共にすることで、コミュニケーションが密になります。コモンミールを作るのは、もちろん居住者。居住者にはいろいろな役割や義務があるのですが、その1つが、月に1回、2~3人のチームでコモンミールを作ることです。1回自分がコモンミールを作れば、他の10回ぐらいは調理をせずに手作りの温かい夕食をいただけるという、うれしい仕組みにもなっています。

コレクティブハウスを円滑に運営するためには、「コモンスペース」や「コモンミール」などコレクティブハウス内の暮らしを豊かにするためのマネージメント、そして対外的な対応など、いろいろするべきことがあり、そのどれかの担当となって役割を果たすことは居住者の義務です。また必要に応じて、テラスの敷き板の補修や、コモンダイニングのテーブルの手入れ、大掃除などといったことを皆で協働します。各担当などからのお知らせや相談その他は、月に一度の「定例会」で議題となって話し合われます。

コモンミールやそれぞれの役割、そして定例会などを通じて居住者同士のコミュニケーションが日常的にとられ、さらにランドリールームや菜園テラス、廊下などでのインフォーマルなコミュニケーションや、年間を通して行われるいろいろなイベントで、緊密なコミュニティができています。

ページの先頭にもどる